姫君の憂鬱―悪の姫と3人の王子共―
「どこら辺がですかねー…?
あんまりそうは思わないですけど。」
直球のひーちゃんと、変化球の俺。
光と影ほど正反対な気がするけど。
「ひねくれてて強がりなとこ?
本心隠して突っ張ってるとこがそっくり。
姫も昔は友達欲しくてたまらなかったくせに“いらない!”って強がってたからさー。
聖くんもそういうタイプでしょ?なんとなく。」
(成る程、そういうこと。)
ちょっと考え込んでいた俺を、渉さんが不思議そうに見つめている。
なんでもないの意を示すようにお茶を一口飲むと、そんな彼に向かって愛想よく笑った。
「強がりなとこは確かにそうかもです。
でもひねくれてるのは俺の方が、ですねぇ。」
渉さんが笑い出して場が和む。
どうやら俺のことを気に入ってくれたようで、連絡先まで交換した。