姫君の憂鬱―悪の姫と3人の王子共―
PM12:45
PM 12:45
昼休みに先立って旧校舎で姫と2人先に弁当を広げていると、聖と涼介がやってきた。
「あ〜、やっぱりサボってた!ひーちゃんが率先して動くなんておかしいと思ったんだよねぇ。」
購買の袋をぶら下げた聖が態とらしく唇を尖らせながら、俺たちの座るテーブルに着く。
それに続く涼介も、俺の隣に腰掛けた。
「真、怪我は?」
「なんともねぇ。コイツに使われただけ。」
涼介の問いに親指で姫の方を指す。
それに対して姫は不満そうに眉を顰めた。
「使われたなんて失敬な!アンタだってサボってるんだから共犯ですぅー。」
「巻き込んだのはお前だろうが!」
「でも乗ったのは広瀬真ですぅー。」
近距離で下顎を突き出して煽る顔が憎らしい。こんな奴可愛くも何ともないわ!ブスだブス!
「毎日毎日懲りないねぇ。」
「挨拶みたいなもんだろ。」
バチバチに睨み合う俺達の両サイドで呑気に昼食を食べながら聖と涼介が呆れている。
それでちょっと冷静になった後で、引っかかっていたことを思い出した。
「そう言えばお前、復讐する気失せたとか言ってたけどアレ、なんでなんだよ?」
その言葉に、半分になっていた姫の目もきょとんと丸くなる。その直後に理由を思い起こしたのか、みるみる内に赤くなって肩を竦めて俯いてしまった。
(な、なんだよこの恋してる奴みたいな反応……!)
昼休みに先立って旧校舎で姫と2人先に弁当を広げていると、聖と涼介がやってきた。
「あ〜、やっぱりサボってた!ひーちゃんが率先して動くなんておかしいと思ったんだよねぇ。」
購買の袋をぶら下げた聖が態とらしく唇を尖らせながら、俺たちの座るテーブルに着く。
それに続く涼介も、俺の隣に腰掛けた。
「真、怪我は?」
「なんともねぇ。コイツに使われただけ。」
涼介の問いに親指で姫の方を指す。
それに対して姫は不満そうに眉を顰めた。
「使われたなんて失敬な!アンタだってサボってるんだから共犯ですぅー。」
「巻き込んだのはお前だろうが!」
「でも乗ったのは広瀬真ですぅー。」
近距離で下顎を突き出して煽る顔が憎らしい。こんな奴可愛くも何ともないわ!ブスだブス!
「毎日毎日懲りないねぇ。」
「挨拶みたいなもんだろ。」
バチバチに睨み合う俺達の両サイドで呑気に昼食を食べながら聖と涼介が呆れている。
それでちょっと冷静になった後で、引っかかっていたことを思い出した。
「そう言えばお前、復讐する気失せたとか言ってたけどアレ、なんでなんだよ?」
その言葉に、半分になっていた姫の目もきょとんと丸くなる。その直後に理由を思い起こしたのか、みるみる内に赤くなって肩を竦めて俯いてしまった。
(な、なんだよこの恋してる奴みたいな反応……!)