姫君の憂鬱―悪の姫と3人の王子共―

PM23:00

PM23:00
帰宅後はすぐに風呂に入って寝る支度を整えた。
ベッドに座りながら、ぼうっとして今日1日を振り返る。

“栗谷と友達になったからだろ。”

姫が何を言ったわけでもないのに、アイツの心をぴたりと言い当てる涼介はやっぱりすごいと思う。
普段から人をよく見ていたり、姫の性格を理解していないと出来ないことだ。

(俺には出来ないな、そういうの。)

限られた人間関係の中で、父親の言う通りにしか生きてこなかった自分には経験不足なことが多すぎる。

俺にはないものを羨んだり悔しいと思ったりもするけど、そうやって悩んでいても仕方ねぇなと切り替えて、布団に潜って寝てしまった。

――― 番外編なんでもないただの1日
           side 広瀬真 fin.
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