姫君の憂鬱―悪の姫と3人の王子共―


過去に助けてもらった恩もちょーーーっとだけあるから、協力してやることにしたのだ。


ところでこの車、高級車だよね?
車種はわからないけど、外見も中身もぴっかぴかだし、なんか高そうなエンブレム付いてたし。

よく見れば運転手、黒いスーツに白手袋して明らかに雇われたハイヤーって感じだし。

めちゃくちゃ今更だけど、婚約者を親が決める家ってさぁ……。

「おい、着いたぞ。こっからは演技しとけ。」

言われてフロントガラスに映る景色にギョッとする。


でっっっっっっか!!!


和風の立派な木製の門がゆっくりと開く。

その後に続く景色は、旅行雑誌とかでよく見る立派な庭園とか、旅館とか、そう言う感じの広大な庭と建物だ。


え?これ家???テーマパークじゃなくて???


「金髪……。アンタまさか、お坊っちゃま…?」

信じられない光景に目を白黒させる私をよそに、金髪はつまらなそうにため息をつく。


「今更かよ。知ってんだと思ってたわ。」

どええええええええ
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