姫君の憂鬱―悪の姫と3人の王子共―
Ep.232 目の前を見て
お昼ご飯を食べた後、いつか雪合戦した庭を散策することにした。
雪に埋もれていて知らなかったけど、なかなか見応えのある場所だった。
色とりどりの花が植えられた花壇があったり、ちょっとしたベンチがあったり、レンガの小道が敷かれていたりして。
「でーっか……。」
鮮烈な黄色に誘われて、私は1人向日葵が植えられた花壇の一角で自分の背よりも高い向日葵を見上げていた。
「何してるの?ひーちゃん。」
いつの間にか背後にいた榛名聖が私の隣に並ぶ。
遠くでは近江涼介と広瀬真が虫がどうとか何やら騒ぐ声が聞こえている。
「向日葵の大きさに驚いてた。小さい頃見た以来だったから。」
「あぁ。ひーちゃん家に写真飾ってあったよねぇ。向日葵畑の。」
さすが、よく知っている。
それは昔家族で行った時の写真だ。その時はもう母親はいなかったけど。
雪に埋もれていて知らなかったけど、なかなか見応えのある場所だった。
色とりどりの花が植えられた花壇があったり、ちょっとしたベンチがあったり、レンガの小道が敷かれていたりして。
「でーっか……。」
鮮烈な黄色に誘われて、私は1人向日葵が植えられた花壇の一角で自分の背よりも高い向日葵を見上げていた。
「何してるの?ひーちゃん。」
いつの間にか背後にいた榛名聖が私の隣に並ぶ。
遠くでは近江涼介と広瀬真が虫がどうとか何やら騒ぐ声が聞こえている。
「向日葵の大きさに驚いてた。小さい頃見た以来だったから。」
「あぁ。ひーちゃん家に写真飾ってあったよねぇ。向日葵畑の。」
さすが、よく知っている。
それは昔家族で行った時の写真だ。その時はもう母親はいなかったけど。