誰にも言うなよ ~結婚式の後始末~
そのとき、ほたるは子どもに手を振られている配膳ロボットを凝視しながら、メモをとっている女性に気がついた。
細身のスーツ姿で、小顔なその女性は、髪をひとつにまとめ、こざっぱりした感じだったが、大層な美人だった。
ほたるがつい、じっと見ていると、彼女はこちらに気づき、立ち上がってやってきた。
「ほたる」
と呼びかけてくる。
「え? はい」
誰だっけな。
ほたるって呼ぶということは、仕事関係の人じゃないよな、と思ったとき、彼女が言った。
「お友だち?」
と心凪たちを見る。
「あ、はい」
「そう。
みなさん、いつもほたるの面倒を見てくれてありがとう」
いや、何故、面倒見てくれていると決めつけるのですか。
確かに、私はいろいろとやらかしますが、と思ったとき、彼女は、
「ここ、払っておくから」
ごゆっくりね、と言って去っていった。
そのとき、唐突に、ほたるはそれが誰なのか気がついた。
ちゃんと写真を見たこともないが、そうだと思った。
「お、お母さんっ?」
細身のスーツ姿で、小顔なその女性は、髪をひとつにまとめ、こざっぱりした感じだったが、大層な美人だった。
ほたるがつい、じっと見ていると、彼女はこちらに気づき、立ち上がってやってきた。
「ほたる」
と呼びかけてくる。
「え? はい」
誰だっけな。
ほたるって呼ぶということは、仕事関係の人じゃないよな、と思ったとき、彼女が言った。
「お友だち?」
と心凪たちを見る。
「あ、はい」
「そう。
みなさん、いつもほたるの面倒を見てくれてありがとう」
いや、何故、面倒見てくれていると決めつけるのですか。
確かに、私はいろいろとやらかしますが、と思ったとき、彼女は、
「ここ、払っておくから」
ごゆっくりね、と言って去っていった。
そのとき、唐突に、ほたるはそれが誰なのか気がついた。
ちゃんと写真を見たこともないが、そうだと思った。
「お、お母さんっ?」