誰にも言うなよ ~結婚式の後始末~
「おばあちゃん、ありがとう」
とほたるが玄関に行ってみると、何処かで見たおじいさんが立っていた。

「あ、繁三(しげぞう)さんっ」

 そこに明巳も現れる。

「あっ、壊れた繁三さんっ」

 お久しぶりですっ、と言う二人に、重箱の入った風呂敷包みを抱えた繁三は、
「だから、それ、やめてよ~」
と言って笑った。






< 267 / 277 >

この作品をシェア

pagetop