君と青空
父親も居ないためお母さんは悩みを聞いてくれる人が居ない。
私は聞いているのだが、私ではダメらしい。
この喧嘩が無い時は至って普通の家庭なのに。
羽奈も無関心なため、いつも喧嘩の仲裁は私。
「おばあちゃん、そーゆー事言うのいい加減にやめて。」
「ひいおばあちゃんもそうだったんでしょう?それでイライラしてひいおばあちゃんに当たってしまったって前言ってたじゃない。」
「お母さんの身にもなってよ…。」
「………………はいはい、日奈ちゃんはお母さんの味方なんですね。」
「もういいです、出てきます、家。」
「はぁ?」
「もう、好きにしてください……」
お母さんは泣き崩れてしまった。
玄関に向かい家を出てこうとするおばあちゃんを必死に止める。
まぁ、明日になればもう忘れてるだろうし、今日だけの辛抱だ。
次はだいたい1ヶ月後なんだからまだまだ……
そう思って心を無にする。
いつになったらこの生活終わるんだろう……
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自分の部屋に行くと羽奈が暗い表情をしていた。
「…どしたん?」
「いじめられてるん」
「誰に?」
「大介さん、野縁……」
野縁大介(のぶちだいすけ)さんは宮原小出身で小学校の時は仲悪い訳ではなかったのに。
そして遊星さんとも仲がいいのだ。
「え?なんで、?」
「同じ班になったんやけど……なんか一方的に嫌われてて……陰口とかやばい……」
「え……まじかよ…………」
大介さんがそんな人だとは思わなかった。
まさか……まさか……
遊星さんはそっち側に行かないよね?
…………中学校生活、ほんとに大丈夫かな?