君と青空



家に着き、ドアを開けると




「ただいま……」





「なんで、そんなことするのッ!!!!?」


お母さんの怒鳴り声が聞こえる。


奈美子(なみこ)お母さんは泣きじゃくりながらおばあちゃんに向かって洗濯物を投げる。



「私なんて居なくなった方がいいんでしょ…?」


「だから家を出てこうとした…!」


おばあちゃんはリスカの痕を見せながら恐る恐るであるものの、お母さんを睨みつけて言う。


圭美子(けみこ)おばあちゃん……。


本格的な認知症とは言えないが、さっき言っていたように「家を出ていこうとした」などとやりもしていないことをやったと勘違いして、自己嫌悪に陥り、リスカをしたり、私たちに当たってくる。


そんなのが毎日続くものでお母さんは限界が来たのだろう。


こんなのが1ヶ月に1度くらいある。


それを見る道夫(みちお)おじいちゃんは知らんぷり。







おばあちゃんは「私って死んだ方がいいのかな」「自殺したいな」そんなことを、私だけに毎日言ってくる。


本人曰く「日奈ちゃんは怒らないから」らしい。



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