君と青空




青空の森は緑で茂っていた。






リスや小鳥にが楽しそうにしている。


やっぱこの場所好き。


大好き。



「俺さー、ここに住みたい〜!」


「私もこの場所好き…」


「姉貴もか!」



兄がいる羽美虫と叶くんと違ってひとりっ子の煌楽の野郎はこの中で末っ子なこともあって時々甘えたになることがある。



「ねー、あーねーきー!ねぇねおんぶしろよ!」


「おっ?小学3年にもなって甘えんぼだな笑!赤ちゃんか?笑笑笑笑」


「黙れ羽美虫!!」


煌楽の野郎をおんぶする。


ただでさえ背が高いものだから重くて死にそうになる。


150の私と頭1つ分しか変わらない。


「ちょ、お前おも……」


「俺36kg!すげーだろー!」


「お前全部多ければ多いほどいいと思ってるだろ…」


「そんなことないしー!」



そうやってけもの道を通っていると、並木道に出会い、幸橋(こうばし)が見えてきた。


幸橋はこの5人の秘密の場所。



原っぱや丘もあって遊びやすいし、青空の森にある集落(私たちの親戚しかいない)で放し飼いにされている、 犬や猫や兎が来るため楽しい。


川は澄んだ水が流れており、5人の顔が川に映る。


ここではマスクを取れれる。


川に流れに沿って泳いできたアヒルの親子が流れてきた。


多分、青空の森にある『青空牧場』のとこのアヒルだろう。


『青空牧場』は鶏も牛も豚も飼っているが、売るのは牛乳だけ。


それだけではなくアヒル、牧場犬、鳥、ヤギ、羊などたくさんの動物がいるから動物好きの私にとって大好きな場所だ。




アヒル全員持ち上げて戯れていると、


「俺友達いねぇんだ。」


急に煌楽が深刻な顔になって打ち明けた。


「え、なんで?」


「みんな無視するんだ、」


「…………」




「煌楽、私だって同い年でまともな友達いないぞ。」


「そーそー!むしろいじめられてる笑!」


私と羽奈が口を開く。


「あと、お前には私らがおるだろう。」


「この5人の絆は一生崩れんから。」


「そーゆー時は俺が教えた煽りをすればいいんだよ!」


と叶くんが謎の煽りダンスを披露する。


「煌楽を無視したやつぶっ飛ばす……大根で……」


羽美虫がお得意の厨二病発言をする。





「ありがとーな!!」


「やっぱお前ら『真のダチ』だ!!!」


煌楽はそう涙をふいて笑顔を見せて、川に飛び込む。


「あー!ずるい!!」


「私も!!」


次々と川に飛び込む。


澄んだ水の中に5人でせーので顔を入れると頭がごっつんこして水の中で目を見合せて笑い合う。




あー、楽しい。



ずっと夏休みでいいのに……。




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