君と青空
ガラガラガラ…
ドアが開く
入って来たのは、
クラス発表の紙を貼り出していたちょっと苦手な先生であった。
「二田やーん!!お兄がお世話になったわー笑笑」
「まじ感謝ぁ笑!今年よろしくね笑笑」
と恋未さんと梨愛菜さんが親しそうに話しかけている。
「まさか、どっちも同じクラスだとはなー(笑)」
とその先生は浅黒い肌のせいで極めて目立つ白い歯を見せてにっと笑ってみせる。
どうやら、2人の兄の担任だったようだ。
陽キャを贔屓しそうなタイプだ。この先生は嫌だな。
去年も嫌だったけど、今年は別の意味で嫌じゃないか。
羽奈の担任は、確か……高崎緋鞠(たかざきひまり)先生、女の先生。
羨ましすぎる、今年は嫌な1年になりそうだ、、
そう思っていると、
「みなさーん、おはようございます。1-3担任の二田空太です。入学式が始まるので、1から14番までは1列、15から28番までは2列目に並んでください。」
クラス全体を見回してハキハキと喋っている。
二田先生の顔を飛んできた桜の花びらがかすかにかする。
こうゆうタイプで全体を見て話すのは珍しいな……そう思った。