今日、振られたあなたに花束を。
諦めきれない。(続)
次の日、ひなは先輩に告白した。だけれど、ひなが言うには、
「ごめん。俺、他に好きな人がいるんだ。ひなちゃんは、後輩として大事にしたいんだ。だから、ごめん。付き合えない。」ひなは泣いていた。私もそれを聞いて泣いていた。だけど、少し嬉しかった。もしかしたら、私のことが好きなのかもしれない。そんな風に考えてしまう私に嫌気が差した。やっぱり私って最低だ。そんなことを思ううちに、グラウンドにいる先輩に目がいく。あれ?目が合った。顔が真っ赤になっていて、恥ずかしくって、気づいてなかったけれど、席が隣の田中さんが、
「ゆうな!先生に当てられてるよ。ここ、読んで。」え?当てられちゃった。私は読んだあと、田中さんにありがとう。と感謝を伝えた。先輩が手を振ってくれた。思わず顔を伏せた。私なんかに目を向けたっていいことない。そう思っていたら、先輩が仲の良さそうな女子と話して体育館に帰ろうとしていた。すると、女子の方が、距離を取ってなにか喋り始めた。すると、先輩が手を取り、抱きしめた。これ、告白だよね。私なんかが先輩と付き合えるはずがない。わかっていた。わかっていたのだけれど、涙が出ていた。家に帰り、私はひなに言った。ひなも泣いてくれた。私、やっぱり恋なんて無理なんだ。そう自覚させた先輩はもう彼女が出来た。あぁ。なにしてんだろ。私。帰りにも先輩を目で追うなんて、ストーカーじゃん。彼女が出来てからも私に優しいなんて、さらに好きになっちゃうよ。
「ごめん。俺、他に好きな人がいるんだ。ひなちゃんは、後輩として大事にしたいんだ。だから、ごめん。付き合えない。」ひなは泣いていた。私もそれを聞いて泣いていた。だけど、少し嬉しかった。もしかしたら、私のことが好きなのかもしれない。そんな風に考えてしまう私に嫌気が差した。やっぱり私って最低だ。そんなことを思ううちに、グラウンドにいる先輩に目がいく。あれ?目が合った。顔が真っ赤になっていて、恥ずかしくって、気づいてなかったけれど、席が隣の田中さんが、
「ゆうな!先生に当てられてるよ。ここ、読んで。」え?当てられちゃった。私は読んだあと、田中さんにありがとう。と感謝を伝えた。先輩が手を振ってくれた。思わず顔を伏せた。私なんかに目を向けたっていいことない。そう思っていたら、先輩が仲の良さそうな女子と話して体育館に帰ろうとしていた。すると、女子の方が、距離を取ってなにか喋り始めた。すると、先輩が手を取り、抱きしめた。これ、告白だよね。私なんかが先輩と付き合えるはずがない。わかっていた。わかっていたのだけれど、涙が出ていた。家に帰り、私はひなに言った。ひなも泣いてくれた。私、やっぱり恋なんて無理なんだ。そう自覚させた先輩はもう彼女が出来た。あぁ。なにしてんだろ。私。帰りにも先輩を目で追うなんて、ストーカーじゃん。彼女が出来てからも私に優しいなんて、さらに好きになっちゃうよ。