もう女じゃないなんて、言わせない

第4章 愛される女

そして、次のお誘いは――翌週の週末だった。

いつもより少し早く着いた待ち合わせ場所。

私がスマホの画面を眺めていると、悠真が足早に近づいてきた。

「ごめん、今週忙しくて、予定取れなくて。」

そう言いながら、申し訳なさそうに頭を下げる悠真。

「ううん、気にしてないよ。社長さんだもの。忙しい方が、安心できる。」

笑って返すと、悠真は少しだけ目を細めて、やわらかく微笑んだ。

「……おまえ、やっぱりいい女だな。」

不意にそんなことを言われて、心がふわっと浮かぶ。

「そう? それ、どういう意味?」

少し意地悪に問い返してみると、悠真は私の全身をゆっくり見て、頷いた。

「今日のワンピースも、似合ってるよ。」

私が今日選んだのは、無難なベージュ色のワンピース。

肩に少しだけフリルがあって、シルエットは控えめ。

清楚系って、私のイメージとは少し違うかもしれないけど――
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