もう女じゃないなんて、言わせない

第5章 恋人の時間

気づけば、私はベージュのワンピースを脱がされていた。

滑らかな布地がベッドに落ちる音が、やけに静かに響く。

悠真はすでに裸になっていて、その体が、今まで以上に近くに感じられた。

「……これ、この前言ってた、新しい下着?」

指先が、肩紐をそっとなぞる。

「うん……」

頷くと、悠真がわずかに息を漏らした。

「……すごいそそられる。」

その目は、見つめるだけで私の肌が熱を帯びていくほど、真剣で。

背中に手が回り、ホックが外されると、胸がふわりと解放された。

空気に触れるだけで、敏感に反応してしまう。

悠真の視線が、そこに落ちるたび、身体がきゅっと引き締まる。

「優香……俺に、なにもかも委ねて?」

耳元に届いた低い囁きに、心が大きく揺れる。

「……うん」

ぎゅっと彼を抱きしめた。

覚悟なんて、とうに決まっていた。

この人の中に、全部預けるって。
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