私たちはオトモダチ

フランス人形

目が覚めるとそこはいつもの学校ではなかった、壁は灰色で塗られ、床には血の様な赤い液体がぶち撒けられていた。クラスの皆はまだ気を失って居る子もいるが、もう目を覚ました子もいる。ここに連れてこられる前私たちはいつもどうりクラスで授業を受けていた、本当にいつもどうりで目が覚めたらこんな所に居るなんて想像もつかなかった。馬鹿な頭をフル回転させるが、なぜ連れてこられたのか、何が起こるのか私には分からなかった。そんな時突然教室の扉をドンドンドン、ガタガタガタと叩いたり、開けたりしようとする音が聞こえた。クラスはザワザワしていたが、クラス委員の前田が他のクラスの人かもしれないと言うとの皆は落ち着いた、他のクラスの人もいるかもしれないと安心したのかもしれない。
そう安心してしまったからクラスの皆は扉を開けてしまった。
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