私たちはオトモダチ
バタッという音が聞こえたかと思うと扉の1番前にいた前田の胸の方から赤い液体がドロドロと流れ出してきた。一瞬の出来事で何が起きたのか分からなかったがクラスの皆が泣き、叫んで足がブルブルと震えていた、ただ扉を見ることしか出来なかった。
扉を見るとそこにはフランス人形だと思われる人形が私たちを見下ろしていた。高さ3メートルぐらいあると思われるそのフランス人形は扉の前にいる女の子をまた1人、また1人と殺していった。
体が危険を感じ取ったのだろう、脳が動く前に体が教室を飛び出して、ただひたすらに逃げていた。
3分ほどたって鍵のかかっていない部屋を見つけ、そこに身を潜めることにした。



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