「妃に相応しくない」と言われた私が、第2皇子に溺愛されています
やがて、ドレスのリボンが解かれ、肩から静かに滑り落ちる。

しゅる、と生地が音を立てて床に落ちた。

私の肌が夜の空気にさらされると、少しだけ身体が強張った。

「綺麗だよ……」

殿下がぽつりと呟く。

彼の視線が、私の隅々を慈しむように見つめているのが分かる。

次の瞬間、彼も静かに服を脱ぎ捨てた。

その下から現れたのは、剣術で鍛えられた引き締まった身体だった。

無駄のない筋肉、広い肩、そして何より……私だけを見つめる眼差し。

私はごくりと息をのんだ。

「触れてもいい?」

その問いかけに、私はこくんと小さく頷いた。

次の瞬間、彼の腕が私をそっと抱き寄せる。

胸と胸が触れ合う。

その温もりに包まれた瞬間、私はもう全てを預けていた。

「セレナ……君を大切にする。君が怖がらないように、ゆっくりと。」

言葉通り、彼の指は優しく私の髪を梳き、頬をなぞる。


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