「妃に相応しくない」と言われた私が、第2皇子に溺愛されています
「セレナ……感じてくれて、嬉しい。」

優しい声。

けれどその指先は、確かに私の中の奥へと触れてきた。

怖くはない。

それは、あまりに大切に、私を知ろうとしてくれているから。

「少し、広げるね……」

ゆっくりと、丁寧に──

彼の指が私の内を探り、私の身体を慣らしていく。

くちゅ、くちゅ、と濡れた音が部屋に満ちると、顔が熱くなった。

「カイル……もう……」

私の願いを、彼はそっと聞き届けてくれた。

自分の熱をそっと私の入口に当てる。

「誕生日に君を貰えるなんて、すごく嬉しい。」

その囁きに、胸がきゅんと締めつけられる。

「私も……誕生日に、カイルと愛し合えるなんて。」

静かに、再び唇が重なる。今度は深く、熱く。

指先が絡まり、想いが溶け合うように──

「セレナ、君を俺のモノにするよ。」

そっと、彼の熱が私に触れた瞬間──

「ああっ……!」

身体の奥に、鋭い痛みが走る。
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