√スターダストtoらぶ
「可愛いよ、ここにいる誰より君が1番、可愛い」


無意識に

流れるように

この唇から放たれた言葉は

ホンモノだったように思う。

なんとなくでも、分かる。

分かって、しまった。

この子は

きっと

いや

必ず

俺を

好きになる。


そして

あの子は

きっと

いや

必ず

その感情を

否定する。

花火よりも眩しくて

澄んでいた

宝石のような瞳が

嘘で塗りつぶされた俺の瞳を

軽蔑の色で重ねるように

見つめていたから。


「はぁ…」


考えても仕方がないこと。

そう頭では分かっていても

俺は考えることをやめられない。

やめられそうにない。

咲いてしまった花は

枯れるまで

この胸で

丁寧に

育てて

見守っているしかない。


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