√スターダストtoらぶ
ーーぷぷーーっ!

クラクションの音が虚空を貫いた。


「おい、大丈夫か?!」


運転手のおじさんが車から降りてこちらに駆け寄ってくる。

俺は腕にかかる重みと感じる鼓動で分かった。


「意識はあるので大丈夫です。ですが念の為救急車をお願いします」


腕の中の彼女の肩は揺れていた。

背中は大きく上下し、俺のTシャツが生ぬるい。


「ひ…、や、お嬢さん」

「ごめん…なさい」


伸ばしかけた右手を俺は地面に放り投げた。

優しくすれば求められて

満たしてやれて

それで良いって思っていたのに。

今触れてしまえば

傷つけてしまう。

これ以上この子を

傷つけたくない。

俺はただ一言呟いた。


「ごめん」

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