√スターダストtoらぶ
愁真side
彼女を半ば強引に追い出して、
俺はその場に倒れ込んだ。
彼女が家に来てから帰るまで
ずっと、
ずっと、
呼吸がうまくできなかった。
来てくれたのが嬉しくて浮き足だっていたら花瓶を倒してそのまま自分もこけたなんて言えないし。
それから足が攣って声も出せなかったなんて情けないことさらに言えないし。
寝てるフリして部屋に入ってくるのを待ってたなんて口が裂けても言えないし。
こっちは風邪引いて熱があって気が狂いそうっていうのに畳み掛けるように厄介ごとは起こるし。
おそらく過去の経験から男性不信っぽい彼女が俺みたいなやつに自分から飛び込んでくるなんて思わなかった。
触れていいのか、
踏み込んでいいのか、
手探りで。
まるで綱渡りをするかのような
ガラス細工を扱っているような
そんな気分だった。
いい加減に触れたら壊してしまいそうな彼女の心を弄ぶようなことはしたくない。
だから約束をした。
小さな小指から伝わる熱は思ったよりも温かくて、
それだけで嬉しくて、
もっと触れたいと思ってしまって。
気づいたら後ろから抱き締めていた。
溢れてしまった。
好き。
好きだ。
大好きだ。
って、強く強く想って
少しでも伝わればって
そう思って抱き締めていた。
だけど、これ以上一緒にいたら俺はまた彼女を傷つけてしまう。
そんな予感がした。
俺がその先を望んでしまうから。
いくら望まれても頑なに動かさなかった四肢が自らの意思で動き出そうとしていたから。
ほんと、間一髪だった。
「はぁ…情けねぇ」
人を本気で好きになるってこういうことなんだな。
やっと、分かった。
情けなくなるくらい自分自身を制御出来ない。
相手と自分のキョリを図りながら徐々に近づいていくしかないのだろう。
「疲れたし寝るか」
台風一過のせいで上がってしまった体温を静めるべく、今はただ目を閉じる。
明日も明後日もその先も
一緒にいられるのなら、
今はまだそのままでいい。
キミが望んだその時に
この想いを形に出来たら。
そう願って
俺は深い眠りについた。
俺はその場に倒れ込んだ。
彼女が家に来てから帰るまで
ずっと、
ずっと、
呼吸がうまくできなかった。
来てくれたのが嬉しくて浮き足だっていたら花瓶を倒してそのまま自分もこけたなんて言えないし。
それから足が攣って声も出せなかったなんて情けないことさらに言えないし。
寝てるフリして部屋に入ってくるのを待ってたなんて口が裂けても言えないし。
こっちは風邪引いて熱があって気が狂いそうっていうのに畳み掛けるように厄介ごとは起こるし。
おそらく過去の経験から男性不信っぽい彼女が俺みたいなやつに自分から飛び込んでくるなんて思わなかった。
触れていいのか、
踏み込んでいいのか、
手探りで。
まるで綱渡りをするかのような
ガラス細工を扱っているような
そんな気分だった。
いい加減に触れたら壊してしまいそうな彼女の心を弄ぶようなことはしたくない。
だから約束をした。
小さな小指から伝わる熱は思ったよりも温かくて、
それだけで嬉しくて、
もっと触れたいと思ってしまって。
気づいたら後ろから抱き締めていた。
溢れてしまった。
好き。
好きだ。
大好きだ。
って、強く強く想って
少しでも伝わればって
そう思って抱き締めていた。
だけど、これ以上一緒にいたら俺はまた彼女を傷つけてしまう。
そんな予感がした。
俺がその先を望んでしまうから。
いくら望まれても頑なに動かさなかった四肢が自らの意思で動き出そうとしていたから。
ほんと、間一髪だった。
「はぁ…情けねぇ」
人を本気で好きになるってこういうことなんだな。
やっと、分かった。
情けなくなるくらい自分自身を制御出来ない。
相手と自分のキョリを図りながら徐々に近づいていくしかないのだろう。
「疲れたし寝るか」
台風一過のせいで上がってしまった体温を静めるべく、今はただ目を閉じる。
明日も明後日もその先も
一緒にいられるのなら、
今はまだそのままでいい。
キミが望んだその時に
この想いを形に出来たら。
そう願って
俺は深い眠りについた。