甘い独占欲と溺愛で、もう絶対離さない。


……?なんだったんだ……?

……ま、いっか。


「えっと……、私もさっきよりは痛み引いてきたし、戻ろっかな……?」

「ダメ」

「え、なんで……?」


そ、即答……。

保健室の入り口付近の椅子に座ってる私と、その隣で立っている千紘くん。

……普通に私、戻りたいんだけど。
こんなところに長時間、居座ってるわけにもいかないし。


「私、戻るね……?」

「……ダメだっつってんだろ」

「ひゃあ……!?」


立ち上がって、無理にでも歩こうとすれば。
強引な言葉にそれはさえぎられた。

そして、私は千紘くんと向かいあう形で、ひょいと抱き上げられてしまった。

なにしてんのっ、居心地悪い……っ!!
さっき好きって認めたばかりだからか、余計にかっこよく見えるし……!


すると、千紘くんは保健室のベッドの上に座った。
……私は、千紘くんの膝の上に向かい合わせに座っている。

……な、なにこの態勢……!?


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