甘い独占欲と溺愛で、もう絶対離さない。


千紘くんと、二人で、水族館。

早く土曜日になってほしい……!



***


そして、あっという間に土曜日の10時前。


「大丈夫かな……変じゃないかなあ」


私はというと、洗面所の鏡の前で身だしなみをチェックすること30分。

だ、だって、好きな人とデートだよ!
思い切りおしゃれしたいじゃん!

選んだのは、肩出しの白短めの服に、長めのデニム。
そして、慣れないヒールを履く予定。

こんなに気合いを入れておしゃれすることなんて、普段はないからなんだかむずがゆい。


──ピンポーン


あっ、インターホン鳴った……!
千紘くんだ……!

時計を確認すると、ぴったり10時だった。

私はおもむろにカバンを手に取り、玄関の戸を開ける。


「やっほーゆあ」

「千紘くん、おはよう……!」


わっ、千紘くんかっこいい……!

いつもはパジャマだったり部屋着だったりするから、ちゃんとした私服見るのは初めてかも……。


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