甘い独占欲と溺愛で、もう絶対離さない。


「え、な、なんで?」

「なんでって、分かってるんじゃないの?」

「……」

「ゆあともっと一緒にいたいからに決まってるでしょ。
それともどうする?家でアブナイことする?」

「し、しないっ!変なこと言わないで!!」


もっと一緒にいたいから、だけならきゅんとできたのに。
変なことまでも口にするから、色んな意味でドキッとしてしまった。

思わず頬をふくらませる。


「……変な顔」

「はあっ!?」

「うるせえ、行くぞ」

「あっ、ちょっと待ってよ……!」


千紘くんは私の方を見向きもせず、ずんずんと進んで行ってしまった。

その背中に追いつくように、小走りでその後を追う。


「え、ここって……」


少しだけ歩くと、開けた広場のような場所に着いた。
ちょうど真ん中に大きな噴水がある。

そこは、私がよく知っているところ。


〝水族館のそばにある噴水の前で告白をすると、二人は永遠に結ばれる〟


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