甘い独占欲と溺愛で、もう絶対離さない。
そう、千紘くんのお願いとは、『今日は一緒に寝よう』というものだった。
……まだ、付き合ってから一か月くらいしか経ってないんですけど。
「大丈夫、手は出さないから」
「……信じるよ?」
「そもそも、ゆあに拒否権ないしね。
今朝、自分でお願い聞くって言ったんだから」
「いや、だってこんなお願いだと思わないじゃん……」
分かってる。
千紘くんのことだから、本当に一緒に寝るだけに過ぎない。
でもね、そんなに急に言われましても。
「それに、ゆあだって嬉しいでしょ。
俺と朝までずっと一緒にいられるんだよ?」
「……どこから湧いてくるのよその自信」
「ゆあの顔に全部書いてあるもん」
「え……んんっ」
千紘くんの方に顔をやると、逃げる隙もなくキスをされた。
唇を離すときに、ついでのように、私の唇を甘噛みをして。
意識しなくとも、顔が熱くなる。
「慣れたでしょ」とでも言いたげな瞳と視線が絡んだ。