甘い独占欲と溺愛で、もう絶対離さない。


「……千紘くん、いる?」


部屋のドアをノックしながら、声をかける。

すると、すぐにドアは開いた。


「勝手に入ってきていいのに」

「起こすときとはまた違うから、どうしたらいいか分からなくて」

「緊張してんの?」

「いやっ、別に!?」

「ふーん?」


千紘くんは、なんだか楽しそうに笑う。


「ともかく、入っていいよ」

「ありがとう……」


私を通すと、ベッドに浅く腰かけた千紘くんの隣に、私も腰かける。

千紘くん、なんかいつもと雰囲気ちがうなあ……。
あ、ちょっとだけ髪の毛濡れてる。

蒸気したみたいに、頬がほんのりと赤い。

お風呂上がりだからかな……、いつもより色気、が多い気がしてしまうのです。

ど、どこに目をやったらいいのっ。
きょろきょろしてみたり、千紘くんを見つめてみたり、私の目は泳いでばっかりだ。

ぜ、全然、分かんない……。


「ゆあ?」

「かっこいい……」


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