甘い独占欲と溺愛で、もう絶対離さない。


……みんな体力を復活させたいんだよね……?
そうだよね……?


「羽衣ーっ」


そんなとき、教室中に羽衣の名前を呼ぶ声が響いて。


……あっ、この声は。

羽衣を見ると、案の定頬を赤くしている。

羽衣も分かりやすいなあ。


「湊……!?」


声の源は、ドアのそばに立っている加納くんだ。


羽衣は私を振りかえって。


「ごめん、ちょっと行ってくるね……っ!」


うん、と笑って私は羽衣を送り出す。


羽衣は加納くんのもとへ行くと、頬を赤くしたまま笑顔で話しだして。

やっぱり羽衣、かわいい。


加納くんはクラスの中心にいるような明るい人。
いわゆる、ムードメーカーってやつ。

いろんな人を虜にしちゃう力があると思う。


そんな加納くんが、恋愛モードになってるの見てみたいな。

羽衣と二人きりのときでしか、甘々な態度とらないから分からないんだよね。


そんな二人のことを見ていると、しばらくして羽衣が私のもとへやってきて。


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