甘い独占欲と溺愛で、もう絶対離さない。


「今から、湊と屋上でお弁当食べることになった!
ゆあも一緒に食べよ」

「えっ、私も!?」


にこにこで話す羽衣に、思わず驚いてしまう。


「私はいいよ。
二人で食べた方が楽しいと思うし、邪魔になっちゃうかもだし……」


せっかくの時間なんだから、二人で過ごして来たらいいのに。

私なんかを気にするところも、羽衣らしいんだけど。


「だめだめ!ゆあともお弁当食べたいの!
湊は気にしなくていいから」

「えーっ」


気にしなくていいって、絶対気にするから。


分かってるんだよ、私。

このメンツでご飯食べたら、必ず私が一人になる。
羽衣と加納くんが二人の世界に入っちゃうからね……!!


それからも何度か断ったけど、最終的には強引に羽衣に手を引かれて。

結局、一緒に食べる羽目になってしまった。


「ごめんね、加納くん。
お邪魔する感じになっちゃって」


加納くんと合流して、真っ先にそうあやまった。


加納くんはいつものごとく、へらっと笑って。


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