甘い独占欲と溺愛で、もう絶対離さない。
先を行く羽衣と加納くんの後をつく。
どの辺で食べようか、と話しながら屋上の端まで来ると。
「うおっ」
突然、加納くんが驚いたような声をあげて。
……どうしたんだろう。
羽衣も続いて、加納くんの後ろからひょっこり顔を出すと、同時に驚いたような表情をした。
……え、なになに?
「お前、なんでここにいんだよっ」
「湊じゃん。やっほー」
「やっほーじゃねえよ。
せっかくの羽衣との時間返せっ」
ねえ、私の存在忘れてるよね。
やっぱり二人の方がよかったじゃん……!
ちょっとだけしゅんとした気持ちになる。
そこにいる人物が気になって、二人の背後からのぞくと。
「……え」
「あ」
……私たちの声が、重なった。
な、なんでここにいるの……。
そんなことを思った私とは反対に、加納くんはケロッとした顔に変わって。
「ま、いっか。
どうせ女子たちから逃げてきたんだろ」
「んー……、まあね」
「じゃあさ」