甘い独占欲と溺愛で、もう絶対離さない。
「う、ううんっ、気にしないで。
私が指輪を机に置いてすぐ、瀬良くんにバレないように帰ればよかっただけの話で……」
ソファに座っている瀬良くんの頭に、はてなマークが浮かんだ気がした。
……そうだよね。
なんで帰らなかったんだって、話ではあるんだけど……。
「ま、まず!
なんでソファの上なんかで寝てたの……?」
「……、あー……」
瀬良くんは、気まずそうに少しだけ目をそらした。
「俺、朝苦手で。
今日は頑張っていつもより早起きしたんだけど、結局ソファで二度寝というか……」
「……瀬良くんでも二度寝なんてするんだ」
「俺のことなんだと思ってんの?」
「ご、ごめんなさい……!!」
するりと口から滑った言葉がこれとか、失礼すぎでしょ私。
思わず、はっとして口元をおさえた。
にしても、瀬良くんって意外と苦手なこともあるんだなぁ……。
完璧って感じがするけれど、料理も早起きも苦手なんて。
……まあ、私が言えたことじゃないんだけど。