甘い独占欲と溺愛で、もう絶対離さない。
えっ、瀬良くんって、まっすぐありがとうとか言えるんだ。
……あっ、決してばかになんてしていません。
「でも家に入ってくるとか、まさかすぎでしょ」
「そ、それは、ごめんなさい……」
「ふはっ、でも椎葉さんならいいや」
「……っ」
笑いながら、さらっとそんなことを言う瀬良くんに、思わず胸が高鳴ってしまう。
わ、私ならいいって、どういうこと……っ?
別に深い意味はないんだろうけど、なんか気にしちゃう……。
「……てか、俺椎葉さんのこと……」
「……っ!」
「抱きしめてた、よね……?」
私から少し目をそらして、瀬良くんは言った。
目をそらしているはずなのに、様子をうかがうようにちらちらとこちらを見ながら。
抱きしめ、られてた……。
瀬良くんと密着してたことを思い出して、ぽんっと再び顔が赤くなる。
その顔を見られたくなくて、少しだけうつむいた。
「その反応、やっぱりか……」
ごめん、とあやまる瀬良くんに私は小さく首を振る。