甘い独占欲と溺愛で、もう絶対離さない。
「で、えっと、まあ……。
私が早く帰ってたら、こんなことにはならなかったというか……」
「……」
「瀬良くんの寝顔、綺麗だと思って、目が離せなくて……」
「……っ!?」
そこまで私が言ったところで、瀬良くんの頬がなぜか赤くなった。
……え、な、なんで?
てか、瀬良くんの赤面とか貴重すぎ……って、そんなことはどうでもよくて。
「あ、えと、瀬良くん……?」
「……え、無自覚で言ってた?」
「な、なにを……?」
すると、瀬良くんは大きなため息をついて。
「……俺のこと綺麗とか、簡単に言うなよ」
「へっ、きれ、い……?」
『瀬良くんの寝顔、綺麗だと思って、目が離せなくて……』
……え、嘘。嘘でしょ。
「わ、私口に出してた……!?」
「……っ」
片手で口を隠しながら赤面する瀬良くんをよそに、私は自分の言動に慌てていた。
……嘘でしょ、全部口に出してたの?
綺麗とか、目が離せないとか……。
「う、うわぁ……っ」