甘い独占欲と溺愛で、もう絶対離さない。


だから私にブーイングが飛ぶのも、当然と言えば当然なんだけど……!!

私だって、好きでやることになったわけじゃないし……。
やりたいなら全然、代わりますよ私。


「あの、私、代わ……」

「はい、静かに。うるさいぞー。
じゃあ神崎と椎葉、今日の放課後から、当日までほぼ毎日集まりあるからな。頼んだぞ」


はああ……。なんでこんなことに……。

私代わりますよって言おうとしたのに、先生の声に完全に埋もれてしまった。

こんなときまでタイミングが悪い。


なんとなく、神崎くんの方を見てみる。

神崎くんは頬杖をつきながら、興味がなさそうに窓の外を見ている……と思ったら。
……めっちゃげんなりした顔してた。そりゃそうだよね。


どうしよう、神崎くんと二人でちゃんとやれるかも不安だし。
なにより、放課後毎日集まるとか、本当最悪。


晩ご飯を作るの、遅くなっちゃうかもな……。

瀬良くんと一緒にいる時間が、減っちゃったらどうしよう。

……って、え。
私、どうしてそんなこと、考えてるんだろう。


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