甘い独占欲と溺愛で、もう絶対離さない。
相変わらず、仲良さげに笑顔で話す二人を見て微笑ましくなる。
ときどき羽衣が赤面しているのは、加納くんが好きとか色々言ってるからだと思う。
「ゆあ」
そんなことを考えながら二人のやり取りを見ていると、突然私の名前を呼ぶ声がして。
「唯斗くん……!」
なんとなく私だけ座っているのは心地が悪くて、思わず立ち上がる。
そんな私を見て、唯斗くんはふっと笑った。
う……、相変わらず破壊力すご……っ!
「わざわざ立たなくてもよかったのに」
「や、なんか、居心地悪くて……?」
「ふっ、なんだそれ 」
小さく声をあげて、唯斗くんが笑う。
やっぱり、唯斗くんが笑ってるって、変な気分だなあ。
ちょっと、落ち着かないっていうか、なんていうか。
「……それでさ、ゆあ」
「ん?」
どこか真剣そうな表情になった唯斗くんが、私を見つめた。
「ゆあに、かっこいいとこ見せるから」
「は……」
「ゆあのためだけに、頑張るから」
「えっ、と……?」