甘い独占欲と溺愛で、もう絶対離さない。
それってなんか、まるで私を好きみたいな……。
……って、なに考えてんのよ私!!
あの唯斗くんが私を好きだなんて、あるわけないじゃん!
こんなの、唯斗くんにも申し訳ないよ……。
「あ、ありがとう……?」
「え、まじ?」
「……?」
「ゆあ、鈍感すぎない?」
驚いたような表情で、意味深な言葉が紡がれる。
鈍感……?どこが……?
すると、唯斗くんの手がこっちに伸びてきて。
ただなにもできずに、その手を目で追いかけていると。
「ちょっと、なにゆあを口説こうとしてんの?」
そんな言葉と共に、体が後ろに引き寄せられる。
え……?
「え、ち、千紘くん!?」
「そーだよゆあ。やっほー」
「やっほーじゃないよっ、ここ学校!」
「いーじゃん別に。学校でもゆあと話したいし」
「きゅ、急に何言って……!」
ほ、ほんとに……!
なんでここにいるの……!?
華麗にスルーしてたけど、ここ学校だし!
いつもの爽やかスマイル、はずれてるし……!!