深夜一時、突然始まる宝探しゲーム
深夜一時、定時間際に起きたトラブルでIT会社に勤める私は急遽仕事場に残っていた。
「終電過ぎちゃいましたね」
一緒にトラブル対応をした私のデスクの隣に座っている同僚の日野さんに世間話を振る。
私と同い年の男性社員だが、日野さんには一つ問題がある。
「どうします? タクシーで帰りますよね?」
「……」
「それとも日野さんは近くのホテルにでも泊まりますか?」
「……」
うーん、相変わらず無口だ。
もうどう会話を続けて良いか分からない。
「終電過ぎちゃいましたね」
一緒にトラブル対応をした私のデスクの隣に座っている同僚の日野さんに世間話を振る。
私と同い年の男性社員だが、日野さんには一つ問題がある。
「どうします? タクシーで帰りますよね?」
「……」
「それとも日野さんは近くのホテルにでも泊まりますか?」
「……」
うーん、相変わらず無口だ。
もうどう会話を続けて良いか分からない。
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