深夜一時、突然始まる宝探しゲーム
しかも何故私が鍵探しを手伝っているのに罰ゲームまで用意されないといけないのか。

「それでは私に得がないと多います」

「ええ。だからもし坂下さんが勝った場合は、坂下さんの頼みを僕が一個聞きます。何でも良いですよ。小林課長が仕事を押し付けて来た時に僕が制止する券一枚でも良いですよ」

「本当ですか!?」

悔しいが小林課長は仕事を押し付ける時が多いし、無口で無愛想な日野さんを恐れているので、それが一番助かる。

「約束ですからね?」

「僕がそんな約束を破るタイプに見えますか?」

「……」

「見えるんですね。今度気をつけます」

こうやってちゃんと話してみると日野さんは案外喋りやすい。

無口というか人見知りなのだろう。

こうやってちゃんと話して慣れてくれれば、全然普通に会話が出来る。
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