深夜一時、突然始まる宝探しゲーム
罰ゲーム付きの意味の分からない宝探しゲームの始まり。

でも、何故か胸は高鳴り始めていた。まるで小学生の頃にでも戻った気分だった。

休憩室には二個の長椅子と自販機だけ。

自販機の下までスマホのライトを当てて確認したが、休憩室の中を探すのは鍵が見つからないまま僅か五分で終わってしまう。

私がオフィスに戻ると日野さんはいなくなっていたので、私はオフィスで日野さんのデスク周りの床や、オフィスの入り口から日野さんのデスクまでの道を入念に探す。

「ないよね……」

というか、よく考えればいくら情報を教えてもらっても、この勝負は鍵や自分の通った場所をよく分かっている日野さんが圧倒的に有利である。

「十分間の小言は嫌だよ〜」

ついそう呟いた私の後ろから「まだ僕も鍵を見つけてないのに降参するんですか?」と日野さんが私に声をかけた。

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