百花繚乱
「真木、余計なことするなよ。」

周りの人は、私を助けたその方を責めている。

「気に入らないのなら、放っておけばいいだろう?そのうちいなくなるさ。」

「それもそうだな。」

その時の私は、腕の痛みよりも、心の方が痛くてたまらなかった。


この中に 私の味方なんていない。

助けてくれたあの方でさえ、私を疎んじているのだ。


その日の授業が終わると、私は先生に呼ばれた。

「ずっと手を痛そうにしていたが、何かあったのか?」

「いいえ…」

所詮、この人も私の味方ではないと思うと、本当の事は言えない。

「失礼します。」

ガラッと音を立てて入ってきたのは、あの方でした。

「先生、言われたもの、集めてきました。」

「ああ、ご苦労だったな。」

先生はその方がいらっしゃると、私のことなんて、見向きもしない。

しばらく経ってから、ようやく私が残っている事に気づき、「ん?ああ、すまん。瀬戸はもう帰っていいぞ。」

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