百花繚乱
「誰か、瀬戸と組むヤツはいないか?」

ざわついていた教室が、一瞬にして静まり返る。

「困ったな……実習ができないと、卒業も危ない。」

先生はあごを触りながら、そう呟きました。


それで困ったのは私の方。

卒業できなければ、医者になる為の、国家試験も受けられない。

「そんな……」

私は自分の血の気が、引いていくのが分かった。


「俺が組んでやるよ。」

突然、そんな声が聞こえてきて、私の席の後ろの人が、急に私の席の隣に座る。

「卒業したいんだろう?ほらっ!」

そう言ってその人は、私の前で服を脱いで、上半身裸になった。

私は突然の事に、咄嗟に手で顔を覆いました。

「なんだあ?医者が顔を隠して、患者を診れるのかよ。」

周りの人はだんだん、私に近づいてくる。

そんな事を言ったって、服を着ているのならまだしも、男の人の裸を見ながらなんて、私にはできなかった。

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