百花繚乱
「若葉さんは?」

「私は…」

同じように聞かれた私も、同じように青い空を見上げました。

「…産科や、婦人科の医師になりたいと…思っているんです。」

言葉にすると 夢が現実になっていくような気がしました。

「若葉さんなら、なれますよ。きっと……」

「本当にそう思います?」

「ええ!」

不思議なもので、紳太郎さんにそう言われると、本当になれるような気がしてきました。


「そうか…産婦人科か…僕は次男だから、若葉さんと一緒に病院をやるのも一つの手ですね。」

「そう…ですね……」

「産婦人科って、女性がたくさん来るんでしょう?」

「……紳太郎さん!!」

「冗談ですよ!」

そう言って紳太郎さんと夢を語っている時が、本当の”夢”みたいなものでした。

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