夢の続きを、あなたと
 車が自宅近くのコンビニに差し掛かった時、雄馬が車をコンビニの駐車場に停めた。

「あ、聞こうと思って忘れてた。連絡先って、あの頃のまま変えてない?」

 雄馬の問いに私は首を縦に動かした。
 
「うん。雄馬は私の連絡先、ブロックして削除しちゃってるかもだけど、あの頃のままだよ」

「俺も、連絡先変えてない。美月こそ、俺の連絡先なんてブロックして削除してるだろうけどな」

「じゃあ、改めて連絡先交換しようか」

「そうだな」

 連絡先をブロックしていたことが露呈してしまったけれど、お互いさまということで、私たちはスマホを取り出し、改めて連絡先を交換した。

「アパートの前、狭いからここでいいよ」

 相変わらず雨脚は強いけど、アパートはすぐそこだ。多少濡れてもすぐにシャワーを浴びれば風邪を引いたりすることはない。
 それに、雄馬の車は大きいので、アパートの前で車を切り返すスペースがない。雄馬は最初、けげんな表情を浮かべていたけれど、アパートの立地場所のことを思い出したのだろう。すぐに納得してくれた。

「振り返らず、すぐにアパートへ向かえよ」

「わかった、ありがとう」

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