夢の続きを、あなたと
「はい。企画書自体は、こもれびの中でも評判がよかったとのことでした。実際に、友人が作成したという、廃材を利用して作られた雑貨もいくつか見せてもらえました」

「サンプルもあるのに、どうして……」

「職人不足です」

 私の言葉に、曽我さんはやっぱりかと表情を曇らせた。

「いくらものづくりをしたくても、作り手がいなければ、商品になりません。家具を製作する現場では、廃材自体もたくさん出ます。ただ……廃材を使った雑貨を作るために廃材を取っておくとしても、置き場がすぐにあふれてしまうので、現実的に難しいそうです。それは昨日、再度現場へ赴いてこの目で確認しました」

 製造業の現実を知り、曽我さんは落胆した。

「職人の人数が足りないのか……、こればっかりは俺たちがどうこう言える立場にないな……」

「はい。……それと、もうひとつお話がありまして」

 ここからが私の本題だ。さっきからドキドキが止まらない。
 そんな私の様子に気付いた曽我さんが、私にその後の発言を促した。

「もうひとつ……?」

「はい、……実は、職人の道に戻らないかとヘッドハンティングされまして」

 その言葉に、曽我さんは目を見開いた。
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