さっちゃんの足跡
13. 工作の時間。
さてさて教室に担任の先生が入ってきました。 次は工作の時間です。
さっちゃんもドキドキしながら始まるのを待っています。
「今日は初めてだから簡単な折り紙をしましょう。」
そう言って先生は数枚の折り紙を机の上に置きました。
もちろん、さっちゃんたちに色は見えません。 手触りもみんな一緒。
弱視の子が「青だ。」「赤だ。」とはしゃいでいるようですが、、、。
「まず折り紙を両手で持ってみて。」
言われてさっちゃんも紙を持ってみました。 うーーーん、分からないや。
まずは角と角を合わせて折ってみます。 でもこれがなかなかに大変。
見えてても難しいのに見えないから余計に合いません。
何度もやっているうちに紙がクシャクシャになってしまいました。
「いいんだよ。 やってくうちに合わせられるようになるから。」 半べそのさっちゃんに先生は優しく言ってくれますが、、、。
だんだんと意地になってきたさっちゃんはとうとう紙を破ってしまいました。
「あらあら破れちゃったね。 初めてだったもんね。 よくやったね。」
半べそで不機嫌になったさっちゃんの頭を先生は軽く撫でてくれました。
さあさあ、これからどうなるのかなあ?
さっちゃんもドキドキしながら始まるのを待っています。
「今日は初めてだから簡単な折り紙をしましょう。」
そう言って先生は数枚の折り紙を机の上に置きました。
もちろん、さっちゃんたちに色は見えません。 手触りもみんな一緒。
弱視の子が「青だ。」「赤だ。」とはしゃいでいるようですが、、、。
「まず折り紙を両手で持ってみて。」
言われてさっちゃんも紙を持ってみました。 うーーーん、分からないや。
まずは角と角を合わせて折ってみます。 でもこれがなかなかに大変。
見えてても難しいのに見えないから余計に合いません。
何度もやっているうちに紙がクシャクシャになってしまいました。
「いいんだよ。 やってくうちに合わせられるようになるから。」 半べそのさっちゃんに先生は優しく言ってくれますが、、、。
だんだんと意地になってきたさっちゃんはとうとう紙を破ってしまいました。
「あらあら破れちゃったね。 初めてだったもんね。 よくやったね。」
半べそで不機嫌になったさっちゃんの頭を先生は軽く撫でてくれました。
さあさあ、これからどうなるのかなあ?