さっちゃんの足跡
18. 夏休み その2
宿題も出されてます。 日記も書かなきゃ、、、。
でもでもまださっちゃんは点字がうまく書けません。
(どうしたらいいんだろう?) ママも一緒になって悩みます。
「昔はね、『夏休みの友』ってのが有ったのよ。」 「どんなやつなの?」
「日記とか算数とかいろんな課題がまとめられてるの。」 「変なの。」
「そうよねえ。 宿題が友達なんて、、、。」
何ゆえに何が悲しくて『夏休みの友』だったんだろう?
ママはコーヒーを飲みながら考え込んでしまいました。
夏休みと言えばプールで泳いだり海に行ったりバーベキューをしたり楽しい思い出もたくさん有ります。
でもさっちゃんは? そう考えたら居たたまれなくなるのです。
(なんとかして楽しい思い出を作ってあげたいな。)
そうは思っても仲良しだったママさんたちはみんな離れちゃったしキャンピングカーはおろか車すら持ってません。
お父さんは仕事が忙しくて土日もゆっくりできない様子。
おじいちゃんは5年前に死んじゃったしおばあちゃんは体が弱くて、、、。
ダメだこりゃ、、、。
そんなことを考えていたらさっちゃんが言うのです。
「ママが居てくれるだけでいいよ。」って。
「ほんとにそうなの?」 「うん。 だって他の人たちはママも働いてるんでしょう? さっちゃんはママが居るから大丈夫。」
「そっか。 そうなのか。」 さっちゃんに励まされてしまうママなのでした。
でもでもまださっちゃんは点字がうまく書けません。
(どうしたらいいんだろう?) ママも一緒になって悩みます。
「昔はね、『夏休みの友』ってのが有ったのよ。」 「どんなやつなの?」
「日記とか算数とかいろんな課題がまとめられてるの。」 「変なの。」
「そうよねえ。 宿題が友達なんて、、、。」
何ゆえに何が悲しくて『夏休みの友』だったんだろう?
ママはコーヒーを飲みながら考え込んでしまいました。
夏休みと言えばプールで泳いだり海に行ったりバーベキューをしたり楽しい思い出もたくさん有ります。
でもさっちゃんは? そう考えたら居たたまれなくなるのです。
(なんとかして楽しい思い出を作ってあげたいな。)
そうは思っても仲良しだったママさんたちはみんな離れちゃったしキャンピングカーはおろか車すら持ってません。
お父さんは仕事が忙しくて土日もゆっくりできない様子。
おじいちゃんは5年前に死んじゃったしおばあちゃんは体が弱くて、、、。
ダメだこりゃ、、、。
そんなことを考えていたらさっちゃんが言うのです。
「ママが居てくれるだけでいいよ。」って。
「ほんとにそうなの?」 「うん。 だって他の人たちはママも働いてるんでしょう? さっちゃんはママが居るから大丈夫。」
「そっか。 そうなのか。」 さっちゃんに励まされてしまうママなのでした。