さっちゃんの足跡
21. クリスマス会
何やかやと季節は過ぎて冬になりました。 寒い寒い冬です。
さっちゃんたちも朝から震えながら学校に行きます。 布団を剥がされるのはすごーーーーく嫌なんだけどなあ。
「起きなさい。 時間なのよ。」 先輩の敦子さんも厳しい人です。
さっちゃんもモソモソと熊みたいに起き出します。 ッファーーー、もっと寝ていたいよーーーー。
ぼんやりした顔で顔を洗って掃除をして食事を済ませていざ学校へ!
12月も24日になりました。 今日は金曜日。
「いいですか? 今日はクラスでクリスマス会をします。」
先生はそう言うとカーテンを引いて真ん中の机に蝋燭がいっぱい立ったケーキを置きました。
弱視の子が蝋燭に火を点けていきます。 点け終わったら先生が蛍光灯を消しました。
仄かに蝋燭の匂いがしますねえ。 さっちゃんもケーキの傍に来ました。
部屋の隅にはcdステレオが置いてありまして静かにクリスマスの曲が聞こえています。
「今日は何の日だか知ってる?」 「金曜日。」
「そうじゃなくて、、、。」 「んんんんんん、、、。」
「今日はねえ、クリスマスです。」 「何の日?」
「だから、、、。」 美代ちゃんも笑いを堪えてますが、、、。
「今日と明日を合わせてクリスマスって言います。 その中で今日の昼から明日の昼までをクリスマスイブって言います。」
そう、世間では24日がクリスマスイブだって思われてるけどちょっと違うのよね。
「12月生まれの人は居ますか?」 二人の手が上がった。
喜美武君と杉沢さん。 寒い日に生まれたのねえ?
ちなみにさっちゃんは6月なんです。 梅雨のジメジメした時に生まれたの。
先生が讃美歌を聞かせてくれました。 さあ、それからケーキを切ります。
先生も合せて八つにケーキを切りまして小皿に入れてくれました。
これまでいろいろと有ったけどこれからも大変そうだなあ。
ケーキを食べながらさっちゃんはそう思うのでした。
さっちゃんたちも朝から震えながら学校に行きます。 布団を剥がされるのはすごーーーーく嫌なんだけどなあ。
「起きなさい。 時間なのよ。」 先輩の敦子さんも厳しい人です。
さっちゃんもモソモソと熊みたいに起き出します。 ッファーーー、もっと寝ていたいよーーーー。
ぼんやりした顔で顔を洗って掃除をして食事を済ませていざ学校へ!
12月も24日になりました。 今日は金曜日。
「いいですか? 今日はクラスでクリスマス会をします。」
先生はそう言うとカーテンを引いて真ん中の机に蝋燭がいっぱい立ったケーキを置きました。
弱視の子が蝋燭に火を点けていきます。 点け終わったら先生が蛍光灯を消しました。
仄かに蝋燭の匂いがしますねえ。 さっちゃんもケーキの傍に来ました。
部屋の隅にはcdステレオが置いてありまして静かにクリスマスの曲が聞こえています。
「今日は何の日だか知ってる?」 「金曜日。」
「そうじゃなくて、、、。」 「んんんんんん、、、。」
「今日はねえ、クリスマスです。」 「何の日?」
「だから、、、。」 美代ちゃんも笑いを堪えてますが、、、。
「今日と明日を合わせてクリスマスって言います。 その中で今日の昼から明日の昼までをクリスマスイブって言います。」
そう、世間では24日がクリスマスイブだって思われてるけどちょっと違うのよね。
「12月生まれの人は居ますか?」 二人の手が上がった。
喜美武君と杉沢さん。 寒い日に生まれたのねえ?
ちなみにさっちゃんは6月なんです。 梅雨のジメジメした時に生まれたの。
先生が讃美歌を聞かせてくれました。 さあ、それからケーキを切ります。
先生も合せて八つにケーキを切りまして小皿に入れてくれました。
これまでいろいろと有ったけどこれからも大変そうだなあ。
ケーキを食べながらさっちゃんはそう思うのでした。