あの日に置いてきた恋をもう一度あなたと
「菜月」
凌平の澄んだ声が、菜月の心に届く。
「あの夜の、返事を聞かせて欲しい」
凌平のやや緊張した声に、菜月ははっと顔を上げると、目の前の真っすぐな瞳をじっと見つめた。
考えることなんて一つもない。
だって、菜月の答えは一つしかないのだから……。
菜月はゆっくりと小さく息を吸うと、迷いのない顔で凌平を見上げた。
「私、高校生の時からずっと、凌平のことが好きです。私も、凌平と付き合いたいと思ってる……」
菜月の言葉が言い終わらない内に、凌平は再び菜月をきつく抱しめる。
「ごめん。我慢できなかった」
凌平は菜月の耳元でそう言うと、菜月の首元に顔をうずめた。
凌平からは熱い吐息と共に、抱きしめられたすべてに優しい温もりが伝わってくる。
菜月は凌平の体温を直接肌で感じながら、自分はどれだけ凌平に抱きしめられるのを夢見ていたのだろうと思う。
(好きな人に抱きしめられるって、こんなに幸せなんだ……)
菜月はそっと腕を伸ばすと、凌平の背中に回した手にぎゅっと力を込めた。
凌平のトクトクと波打つ鼓動が、まるで菜月の鼓動とリンクするようだ。
凌平の澄んだ声が、菜月の心に届く。
「あの夜の、返事を聞かせて欲しい」
凌平のやや緊張した声に、菜月ははっと顔を上げると、目の前の真っすぐな瞳をじっと見つめた。
考えることなんて一つもない。
だって、菜月の答えは一つしかないのだから……。
菜月はゆっくりと小さく息を吸うと、迷いのない顔で凌平を見上げた。
「私、高校生の時からずっと、凌平のことが好きです。私も、凌平と付き合いたいと思ってる……」
菜月の言葉が言い終わらない内に、凌平は再び菜月をきつく抱しめる。
「ごめん。我慢できなかった」
凌平は菜月の耳元でそう言うと、菜月の首元に顔をうずめた。
凌平からは熱い吐息と共に、抱きしめられたすべてに優しい温もりが伝わってくる。
菜月は凌平の体温を直接肌で感じながら、自分はどれだけ凌平に抱きしめられるのを夢見ていたのだろうと思う。
(好きな人に抱きしめられるって、こんなに幸せなんだ……)
菜月はそっと腕を伸ばすと、凌平の背中に回した手にぎゅっと力を込めた。
凌平のトクトクと波打つ鼓動が、まるで菜月の鼓動とリンクするようだ。