憧れだった貴方と恋をする〜左小指のピンキーリングは素敵な恋を引き寄せる〜

「元カノの時はどうだったの?」

「あ〜元カノね……」

「言いたくないならいいよ、ごめん」

遥海くんが振られた現場を見てたからつい元カノの事を聞いちゃった。

遥海くんにとっては嫌な事だったはずなのに……

「さくらはわかってくれると思うんだけどさ、帰省する時間も金もないのに会いたいって勝手に来てさ、昼休憩で店行ったら勝手に怒って別れるって……」

遥海くんは少し呆れたように話してくれた。

「そうだったんだね、約束してなかったんだ」


「本当は卒業の時に別れたかったんだよ、正直気持ちは醒めてて……でも遊びに行くし邪魔はしないからって春には言ってたのに、結局邪魔しにきてわかんねぇ…何で俺が殴られたのかも未だに謎」


「そう…あれからは連絡ないの?」

「ない……友達から聞くには自分が振ったことにしたかったみたいだな」

「どういうこと?」

「春に俺が別れようって1度言ったから自分が振られたことになるじゃん?」


「あぁ、なるほど」

(プライドの高い人だったのかな)



「今日さ、バイト休みなんだよ」

「そう」

「連続勤務はダメだから基本水曜日がバイト休みなんだ」

「うん」

「もう少しさくらの事を知りたい、部活見に来ないか?終わったら食事してさぁ、バイト代が入ったからお礼に奢るし」

「えっ?部活が…遥海くんのプレーが見れるの?」

さくらは前のめりになって聞く。

「うん、体育館の2階で見れるよ」

「見たい!」



しばらくバスケの事を話して、遥海が部活に行くために2人はマンションから出た。

帰り送るからといって遥海くんの自転車は置いて歩いて大学まで行った。

2人でのバスケの話はつきることなく楽しかった。

見学するのに疲れたら適当に時間を潰してと言われた。

遥海くんのプレイが見れるなんて退屈になんてならないし…バスケ好きだし…
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