陽だまりのエール
私が十八歳、陽希が二十歳の大学生の頃、私たちは彼のお祖父様の持ち物だったこの5LDKの立派な一軒家で、シェアメイトの一人として出会った。
五人の大学生で始めたルームシェアは、就職、異動、結婚……とそれぞれが転機を迎えて巣立っていき、最後に私と陽希が残って二人きりになっても、ずっと変わらず続けてきた。
多分、私と陽希は、特別相性がよかったんだと思う。
一緒にいるとただただ楽しくて、なにをしていても心地いい。
私の日常に陽希がいるのが自然すぎて、いつか終わる日が来るなんて考えもしなかった。
ところが、大学病院で外科医として働く陽希が、ロンドンの提携大学へ赴任することになった。
渡英はひと月後。
彼は一週間前、そのことを報告してくれた。
そして同時にーー。
『紬、一緒にロンドンに来ないか? 俺と結婚して、って意味で』
突然、私にプロポーズをした。
五人の大学生で始めたルームシェアは、就職、異動、結婚……とそれぞれが転機を迎えて巣立っていき、最後に私と陽希が残って二人きりになっても、ずっと変わらず続けてきた。
多分、私と陽希は、特別相性がよかったんだと思う。
一緒にいるとただただ楽しくて、なにをしていても心地いい。
私の日常に陽希がいるのが自然すぎて、いつか終わる日が来るなんて考えもしなかった。
ところが、大学病院で外科医として働く陽希が、ロンドンの提携大学へ赴任することになった。
渡英はひと月後。
彼は一週間前、そのことを報告してくれた。
そして同時にーー。
『紬、一緒にロンドンに来ないか? 俺と結婚して、って意味で』
突然、私にプロポーズをした。