御曹司との交際0日婚なんて、聞いてません!──10年の恋に疲れた私が、突然プロポーズされました
「可愛すぎて、抱きしめるの我慢してたのに。」

そのまま、カバナの中でそっと抱き寄せられる。遠くで水音が聞こえる中、ふたりの熱だけが静かに高まっていく──

「俺以外に見せるの禁止。今夜は、この罪を……ちゃんと償ってもらうからね。」

囁く声に、心臓がドクンと跳ねた。

ナイトプールは、まだ始まったばかりなのに。

そしてプールの中、私と律さんは手を繋いで水の中に潜ったりして遊んだ。

「プㇵッ!」

水の中から顔を出すと、律さんも顔を出した。

髪が水に濡れて顔にかかる。

それがセクシーでドキッとした。その時だった。

隣で泳いでいた金髪の女性が、律さんに話しかけてきた。

「Where are you from?」「Japan。」

律さんが答えたのが気に入ったのか、彼女はにこっと笑った。

「Is that girl friend next to you?」

そして私をチラッとみる。
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